菅原道真公の家臣、白太夫を祀ったと言い伝えられている。白太夫は菅公に最後まで仕えた家臣で、常に菅公を慰め、忠誠の真を捧げた人で、人々がこの忠誠をたたえて祀ったものである。社家の口伝に、神主が霊松が枯れ始めたことに悩んでいたところ、一人の白髪の老人が松の根元に心字の池を掘るよう伝えて、早尾社の中に消えたという。白太夫が姿を変えて霊松を守ったと伝えられている。
また、一説に徳川時代にこの天満宮の再興に尽力した河野天祐の功績をたたえ祀ったともいわれている。