心池
社家の言い伝えによると、初代の松が次第に衰えてゆき神主が憂いていたところ、ある晩一人の老人が現れて「この霊松の根元に心字の池を造り、何時も水をたたえておけば、霊松の枯れることなし」と云って早尾社の中に消えてしまったという。その後、霊松の根元に心の字の形をした池が掘られた。
石橋

心池にかかる石橋は享保8年(1723)に造られ、河野七大夫貞清により寄進された。石は竜山の青石が使われ、唐草模様の透かし彫りの勾欄(こうらん)と擬宝珠によって装飾されている。